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それから数分後、一行は無事に村に着いた。
「これより調査を開始する。ここから半径5キロ圏内を調べるんだ。
ただし、必ず隊ごとで固まって行動するんだ。
そしてなにかあったら発煙筒を使って合図をくれ。
では、日がくれる前には再びここに集合してくれ。散!」
ジハードは、ランドと共にこの村を調べていた。
「それにしても、誰がこんなことをしたと思う?」
「うーん…。全く見当もつかねぇよ。ジハードはどう思うんだ?」
「そうだな…、少なくとも、この村の存在を知っている者がまず少ないし、短時間でここまで壊滅させるなんて、普通じゃ有り得ない。
…もしかしたら、“鬼”の仕業かもしれないな。」
「“鬼”!?ワッハッハ!そんな訳ないだろ!そんな迷信が本当にあると思ってるのか!?」
「冗談だよ。第一、もし鬼が居たとしても、それは何百年も前の話だしな。」
「そうだよな。
まったく、急に何を言い出すかと思ったら…
んっ?お、おい!!あれ!」
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