【わたし と あたし と きみ】

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『夢幻の如く』 これは信長の言葉。 儚く(はかなく)散る無念な気持ちを凝縮(ぎょうしゅく)した言葉。 この時代、既に『夢』という概念(がいねん)が存在していたことがこの言葉から知ることが出来る。 そして思った。 遠い昔の時代から儚く(はかなく)散る時にはそのような通念(つうねん)だったのか?と。 では、もう少し遡って(さかのぼって)みることにする。 石器時代。 ヒトが人になり始めた頃、彼らも巨大なマンモスを狩りに行き、返り討ちにあった時には『夢幻(ゆめまぼろし)の如く(ごとく)』という認識を持っていたのだろうか? そもそも『夢』いう概念(がいねん)はいつ生まれたものなのだろうか? いつから人は夢を見ていたのだろうか? このテーマは永遠の謎として残るだろう。 人はこのようなモノをロマンと呼び、未来永劫(みらいえいごう)のテーマとして語りついていくのではないかと考える。 それならば、私ものその一端(いったん)を担う(になう)存在になれたということだ。 あるアニメでこういう話があった。 今存在している世界や私達の世界は地球が見ている夢なのではないかと。 そのように考えると、地球誕生の時点で『夢』が存在していたことになる。 このように答えがない疑問は永遠のテーマとなり、未来永劫(みらいえいごう)語られていくものなのだろう。 色。 地球だけではなく、太陽系の星々、他の銀河、宇宙全体、人が持てる知識が及ぶ範囲全てに存在しており、唯一共有しているもの。 色とは一体何なのだろうか? 世界を支配しているもの? 当たり前だから気づかないけど、色が持つ力で世界は成り立ってる。 もし、白と黒しかない世界だと、物を認識する力が弱くなってしまうから、どうしても弊害(へいがい)が生まれてしまう。 もし、白と黒すら存在ない無色の世界なら…。 そのように考えると恐ろしくなってしまう。 色々な色があるから、それが個性になる。 『色』とは、水と酸素と同じ位大切なもの。 もしくは、それ以上にかけがえのないものなのかもしれない。 目を閉じると見える闇。 クロに感謝。 目を開くと見える光。 シロに感謝。 全ての色に日々感謝。
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