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「ノーディノ馬鹿! アホ! マヌケェ! トーヘンボク!!」
それまで静かだったキャルが、
襲い掛かるような勢いでノーディを罵倒し始めた。
それに続き、
「ほんっっっっっっと、信じらんない!! このバカ男!!!」
とシルビアも口を尖らせる。
鬼女のように目を吊り上げてノーディを睨み付けている様は、
傍から見ればホラー以外何物でもない。
「あ、あのさ、シルビア。俺にも、分かるように説明してくれないか。
アレっていったい何のことなんだ?」
逆鱗に触れるべからず。
俺はあくまでも刺激しないよう、やんわりとした口調で尋ねた。
すると鬼女は、意外にも落ち着いた面持ちで俺の問いに答えてくれた。
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