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晴れて少しあたたかく、人混みをさけて夢と現の境でゆったり日向ぼっこする。
ピアノを弾き、音を通じて音楽と向き合い、歌を通して自分を知る。広いフォルテで大きく呼びかけ、遠く夢の中からから聞こえてくるピアノを静かに見つめる。
昼はさっぱりと甘いお菓子を食べ、じっくり考え事をする。思い浮かんだ景色を気に入れば絵にしよう。道具はきっと色鉛筆で充分。きっと明るい色にしよう。
夜は考え事をするのには向いてない。明るい時間の騒ぎを遠目に、失った記憶は失ったままに。夢は見ない。
ひとりで生まれてきてひとりで死ぬのだから、怖くない。だけどきっと、少し、寂しい。
また頭痛くなってきた。
少し寝よう。
つまらない夢を手離して。
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