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『少し行った所に、鎖で拘束され、奇妙な結界の中に十数人の人間どもが居るのだが……神子は何かご存知かい?』
あ、忘れてた。
てか、千絢で良いって言ってるのに、浄化の神子を縮めて神子と呼ばれてます。
遥〇なる時空の中でっぽくて、目茶苦茶恥ずかしいんですけども!
「あ~……それ、私がやりました。
ウェンと子供達を狙ってたからさー。」
『遅かったと思えば、貴女そんな事をしてたの?』
「だって子ドラゴンと戯れたかったんだもん。
でも、彼等もお仕事だからね。
この後私が責任持ってこの森から追い出して、此処へは二度と辿り着けない様にするから……命だけは見逃してあげてくれない?」
駄目かなー?
駄目なら即行でハンター達を強制転移させなきゃ。
『ほう…神子がそう言うなら見逃そう。
して、どうやって二度と辿り着けないようにするんだい?』
「有難う!(神子の地位って一体…)
えっと、悪意ある者が近付くと発動する罠&侵入不可結界を張ろうかと。」
『それはどんな罠なの?』
「進もうとすれば、いつの間にか森の入口戻ってるっていう幻惑の罠だよ。」
正確の道がない某森の神殿へ続く迷いの森的な。
『成る程、それな「あ!」…どうしたんだい?』
「あ、ごめん、何でもない。
じゃあ、私そろそろ行くね。」
『あら、もう行くの?またいらっしゃいね?』
「うん!またね!」
ちょっと無理矢理だったかなー?
でも仕方がない。
拘束したハンター達の付近に魔物を感知したからね。
そのまま放置する程、鬼畜じゃないお?
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