勇者と呼ばれた私

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  はい、現在目の前で恐ろしい光景が展開されてます。 何故こうなったし。 ドラゴン達と別れた後、幻惑の罠&結界を張った時は精々10匹ぐらいの数だった。 でも、ハンター達を閉じ込めた檻へ近付いて行くにつれ、魔物の数がどんどん増え、視認出来る距離になった時には数えきれないぐらい増えていた。 魔物の正体はリトル・ディザスター。 ディザスターの幼体で30㎝程の蜘蛛の魔物。 それが今、檻を覆い尽くしている。 ひたすらキモイ。 中から見たら、相当キモイんだろうなぁ…半透明だから。 …ごめんね、ハンター達! こんな事になるとはっ!!! 今、助けるからね!(視覚的に) 「【テンペスト】」 檻を中心に巨大な竜巻が発生し、全てのリトル・ディザスターを巻き上げる。 暴風で切り裂き、雷撃でダメージを与る中、止めを入れる。 残骸とか降って来ても嫌だしね! 「焼き尽くせ。」 ゴォォォォォオオ!!!! 【テンペスト】の中心に火柱を加え、リトル・ディザスターを消し炭にする。 そして竜巻が消える頃には、一匹残らず消滅した。 檻もびくともしてないし、ハンター達も無事だね、良かった~ うし、お仕事完了! 何て、そう簡単に済む訳がない。 ですよねー。
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