お前はもう死んでいる

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しかし、魔物か……… 「あの…【ベルカナ】って…もしかして… "剣と魔法のファンタジー!エルフや妖精、獣人に魔族もでるよ☆" 的なファンタジー定番の異世界………だったりする?」 「その通りだよぉ~♪ 流石、伊達にファンタジー小説を読み漁ってないねぇ~♪」 うはぁ、何てテンプレ。 そして私の生き様は把握されてると… 神様相手だと、プライバシーも何もないのね…… 「その世界に転生するのは決定事項?」 「おや、お嫌なのですか?」 まさか!!! 常々"ファンタジーな世界に浸りたい"って厨二な妄想してたぐらいな私よ!? 当然、転生したい!!! もう地球じゃ死んでるらしいし。 ただ… 「全く嫌じゃないし、むしろ転生したいぐらいだけど、魔物と戦う事になるんだよね? 武道を嗜んでないどころか、文化系も超文化系、オタクの腐女子だよ?女だよ? 魔物と遭遇したら、一瞬で終わりだと思うんだけど…」 体力、知力共に平凡だからね。 転生したって、絶対値は変わらないんじゃない?
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