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ムエルテ樹海。
王都・ランデンがあるヒルシュテン国最南端・アタウド沼地を更に南へ行き、沼地を抜けると広がる樹海の名称。
その樹海は、両サイドを断崖絶壁に近い山に挟まれ、アタウド沼地よりも狂暴な魔物が棲息している。
そして、日の光が極端に少ない薄暗い森は特殊な磁場で方向感覚を鈍らせる。
入れば生きて帰る者はほとんど居ないと言う。
それ故、通称"死の樹海"と呼ばれ、近寄る人間などまずいない。
………という事は、新しい発見や珍しいモノが沢山あるかも知れない訳で。
なので、今私達はそのムエルテ樹海に居ます!
無謀?大丈夫!
やばくなったら空へ逃げたり、転移したらいいだけだからね!
相変わらずチキン戦法全開だけど、好奇心は抑え切れなくて。
探知・探索能力で見えた地図を、そのまま紙の地図へと創り変え、更に現在地がマーキングされる様にして、遭難対策も完了。
身体を中心に半径1mの虫よけ結界を張って、害虫対策も完了。
後は探検しながら、ひたすら南を目指すのみ!
南に抜けたら、港国があって、そこから古代遺跡へ行けるからね。
「さあて、何があるかな~?」
死の樹海・素材ツアー開始♪
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