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微妙に釈然としないまま、テントの周りに何者も絶対侵入不可の結界を創造魔法で張る。
更にテントを【オプティックハイド】で透明にして、漸くテント内に入る。
もちろんテント内はベッドやキッチン、お風呂も配置して自宅状態に作り替え済み。
そんな無茶苦茶快適な野宿を繰り返し、一週間が過ぎた頃、私達は樹海の切れ目にやって来た。
「うっわ…凄い川……」
そこには、大雨が降った翌日の様な、濁った水が流れる巨大な河川が広がっている。
この河川はムエルテ樹海の調度中央に流れていて、北と南を分断する国境のようになっていた。
「ねえ、チアヤ?一応聞いておくわ。
その手のモノは何?」
「ん?これ?
今創った音爆弾!」
やっぱ、"川に魔物"ときたら、とりあえず投げときゃないとでしょ!
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