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現代に存在する、特殊な異世界
―『幻想郷』―
今日も穏やかな日和の中、とある山の中にある『博麗神社』の裏手の縁側に、
ひとりの少女が腰掛けている。
この博麗神社に暮らす、楽園の巫女"博麗 霊夢"は、日課となっている敷地内の掃除の休憩と称して、のんきにお茶を啜っていた。
「今日も平和ね~
暇すぎるくらい平穏無事だわ」
そう独り言を呟きながら、左手でお茶を持ちつつ、右手で右下の縁側に置いた大福を掴んだ――
「あら?」
はずだった・・・・。
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