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確認してみると、確かにここに置いたはずの大福が、お盆だけを残して無くなっている。
しかも二個同時に・・・・。
霊夢は、近くに現れた"気配"に向けて、怒りの抗議を発した。
「ちょっと、ゆかり!!
勝手に私の大福とか食べないでねって何度も言ってるでしょ!!」
その怒声の掛けた先、両端をリボンで結んだ様な空間の境目、『スキマ』が現れ、
そこから、日傘をさした美少女が現れた。
「だって霊夢が食べようとしてるの、みんな美味しそうなんだもの♪」
スキマから優々と出てきた彼女、スキマ妖怪の"八雲 紫"は、何の悪気も含まぬ様子で応えた。
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