-小さな異変-

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霊夢の方は、既に縁側を離れ、紫との距離を取っている。 「その辺を気にした時点で負けなのよ!」 霊夢は霊力を高め、《力》を集中させた。 「ふふっ、霊夢とは本当に久しぶりね♪」 紫の方からも《力》を感じ取れる。 霊夢は、持ち前の御札に《力》を込め、細かく拡散し、更にそれが幾重にも重なる様な弾幕を打ち出した。 放射状に拡散し飛んでくる御札の弾幕を、紫はその場で動くことなく回避する。 かわした刹那、紫もいくつもの弾を打ち出し弾幕を張った。 これを受けた霊夢も先の打ち出しの隙に動じることなく、見事に回避して見せた。
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