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「ああ、そういやお前ら自己紹介してたよな。俺も混ぜろよ。俺の名前は北条龍。北条組っていうヤクザの若頭やってる。金はそこそこあるし、一応成人してっから保証人が必要な時は俺を呼べ。俺の事は龍兄って呼べよ?よろしくな、ユキ」
龍兄は優しく笑い、私の頭を撫でた。
久しぶりのその感触に眼を細くしていると、龍兄は更にワシャワシャと掻き回した。
その後もセイとケンが族の事を延々と話し続け、宮ちゃんは化粧を始め、龍兄は私の髪で遊んでいた。
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