【2】 最後のメール

2/6
前へ
/298ページ
次へ
――――俊祐と私を繋ぐものは。 もう、携帯番号だけになってしまった。 とにかく連絡がとりたかった私は、毎日毎日、俊祐に何回も電話した。 彼にうっとうしがられようと関係ない。 こんな中途半端な終わり方は、絶対に嫌だ。 ……そんな毎日が、何日か続いたある日の夜。 私の携帯電話に、一通のメールが届いた。 何気なく受信メールを開いてみると。 見覚えのないメールアドレスからのメール。 (えっ……もしかして!?) そう、俊祐からのメールだった。
/298ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1058人が本棚に入れています
本棚に追加