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それから海と他愛のない会話をしながら、家に帰った。
因みに俺は一人暮らしだ。
途中で海と別れ、家に向かう。
俺が暮らしているのは小さなアパートだ。
俺はそこでバイトをしながら、学校に通っている。
両親は、俺が中学の頃に交通事故で亡くなった。
それからは、海の家にお世話になったりして、高校に上がる頃に一人暮らしを始めた。
国から保証金が支払われるため、何とか生活が出来ている状況だ。
家に着くと、郵便受けに郵便物が届いていた。
俺はそれを手に取る。
どうやら、手紙のようだ。
俺に手紙なんて寄越す奴なんているのか?
不審に思いながらも、手紙の裏を見る。
―…差出人、不明。
この上なく怪しい。
でも、もし重要な内容だったら困るし、一応中見とくか。
そう思い、封筒を開ける。
中には、手紙が1枚入っていた。
その手紙には、
『貴方達は選ばれた特別な方々です。
3日後の12時に、今から指定する場所に来て下さい。
来なかった場合は、それなりの対処をさせていただきます。
それでは、お待ちしております。』
と書かれていた。
そして手紙の下の方に住所とそこに行くための地図が書かれていた。
「……何だこれ?」
特別な方々?
一体何の事だ?
もしかして、コイツ等俺の"力"のことを知っているのか?
いくつか疑問があったが、まぁ明日海に聞いてみるとして、今日はもう寝よう。
そう思い、俺は家に入って制服を脱ぐと、そのままベッドにダイブした。
学校でたっぷり寝た筈なのに、直ぐに眠気はやって来た。
そして、俺はそのまま眠りに落ちた。
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