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窓から溢れる太陽の光で俺は目覚める。眠たい目をこすりながらなんとか軋むベッドから降りて、自分の部屋を後にする。
一階で朝食の準備をしていた母がこちらに気付き振り向いた。
「あら、今日は早いのね。」
「当たり前だ。王様に呼ばれてるのにゆっくり寝てるわけにはいかんだろ。」
欠伸をしながら椅子に座り、俺は答えた。
「一体、なんなんだろうな。」
母は、さあと首を傾げた。
俺は高等学校に通い主に農業を学んでいる。勿論、実家の跡継ぎをするためだ。
だがおそらく俺はどこにでもいる少し不真面目な生徒だ。
授業中机に突っ伏して寝るなんてのも普通にするし、課題なんてのも友達のを写したり。
王様に呼ばれる理由なんて本当にこれっぽっちもないんだ。
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