起床。

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「よく来たな。まあまあ楽にしてくれ。」 王はそういうと俺に頭を上げさした。 「ところで…王様が俺に一体どんな御用でしょうか。」 王は立派な髭を仕切りに触っている。癖…なのだろうか。 「ふむ、お主には勇者になってもらう。」 え? 思わず口からそんな言葉が溢れ出そうになり必死に俺はこらえた。 「勇者になって、魔王討伐に向かってもらうのじゃ。」 嫌な予感なんてものは城に呼ばれた時からしていたが、大当たり過ぎないか。 「これが支度金じゃ。」 と王が言うと左に控えていた大臣が手に持っていた10000Gを俺に渡した。 「頑張るのじゃぞ。」 え?それだけ?
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