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結局、なにもないまま月日は流れ、いよいよ明日で中学卒業の日になった
『お前どうするんだよ!?このまま告白も、なにもしないのか?』
中岡に言われた言葉が何度も頭をよぎる
『いよいよ明日みなさん卒業します。』
帰りのホームルームで先生はクラスのみんなに話しをしていた
(明日で最後なのか…)
こう思うと時の流れは早いとおもった
学校の帰り道、
『明日でいよいよ相沢ちゃんとお別れかぁ』
中岡がワザとらしく大きな声でいった
『うるさいなぁ、俺だってそんなことわかってるよ』
俺だって離れ離れになるのはいやだった
家にかえって俺はすぐベッドにもぐった
(明日で最後…、相沢とも会えなくなる…)
そう思うと胸がくるしくなる
中岡の言葉が頭の中で何度もこだまする
『お前どうするんだよ!?このまま告白も、なにもしないのか?』
いてもたってもいられなくなった
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