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「まぁでも、見付かって良かったじゃねぇか。」
薄ら笑いを浮かべながら肩に手を掛けてくるのは、中学から腐れ縁の蒼介。
「まぁな」
「あのままじゃ、ただのヤリ捨てだもんなっ!?」
「ちげぇよ!!ちょっとすれ違ってただけだっ。でも、ちゃんと誤解も解けたし、今は仲良くやってるよ。」
「ふぅ～ん。でもまさかお前に女ができるとはな。」
「確かに。俺もここまで本気になるとは思ってなかったよ。」
そう口にしながら美衣を思い浮かべると、自然に顔が緩む。
「気持ち悪い奴。」
「うるせぇ、久しぶりに出来た彼女なんだ。少しはのろけさせろっ!!」
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