~合宿三日目~

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優子には適当な理由をつけ、明久を連れ廊下にやってきた。 光「ここまで、来りゃいいか。 で、用事は大体分かってる。覗きの件でオレを説得し、Aクラスの協力を得ようってか?」 明「スゴいね!さすがは光だ!僕だったら説明できなかったかもだから助かったよ!」 光「お前が呼びに来たんじゃないか……。」 雄「で、どうなんだ?」 光「雄二。来てたのか?」 雄「このバカじゃちゃんと説得できるか不安でな。」 光「大丈夫だ。ちゃんとできなかったぞ。」 雄「まったく……。で、協力をしてくれるか?」 光「残念ながら答えはノーだ。」 雄「………理由は?」 光「彼女がいるのに、他の女の裸を見に行くわけにはいかんさ。」 雄「……仕方ない。ムッツリーニ!」 光「おっと。オレを気絶させようってんなら止めとけ。ケガすんぞ?」 雄「そう早まるな。ムッツリーニ、例の物を。」 康「………はい。」 雄「よし。サンキュー。 さあ光。コレが欲しくはないか?」 光「一体何だってん………だ……?」 雄「はっはっは!どうだ。このためだけに作った(ムッツリーニが)、木下優子の特製アルバムだ!」 光「くそっ……!卑怯な………!」 雄「ふん!勝負の世界に卑怯なんて言葉はない!」 光(何か………。何か案はないか……?…………あ。) 光「おい雄二。」 雄「なんだ?覚悟ができたか?」 光「さっき翔子が呼んでた。今のお前の場所を知らされたくなかったら、そのアルバムをこっちに――」 雄「仕方がないな。ほらよ。」 明(諦め早っ!) 光「ふっ……。交渉成立だ。」 雄「ちっ………!卑怯な………!」 光「少し前の自分の言葉を思い出すんだな。はっはっは!」 二一A 美倉光。ミッションコンプリート! .
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