2010年12月10日。

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2010年12月20日。 今年はなかなか残暑から抜け出せず、いきなり寒くなったな。 暑いなぁと思ってたのはつかの間で、12月ともなると暖房がきかない家の中では凍えてさえしまう。 俺の家は東京の下町にある、小さいアパートだ。 家の中は狭いけれど母さんと二人暮らしのため、不便さはそれほどない。 ただちょっとこの寒さをどうにか出来れば…なぁ。 今日は高校から連絡が入って、少し顔を出しに来いとのことで、先程起きたのだ。 なんか俺の他にも何人か来るって言ってたけど…待ち合わせは確か9時だったな。 ええと…今何時だ。 布団から出ようとするが、肌を刺すような寒さが布団から出ることをさせてくれない。 しょうがなく頭の上の携帯を取る。 時間を確認しようと思ったんだが、携帯がピカピカ光っている。 --着信10件-- ……。 ええと…今…は --9:30-- ……………ヤバイ!!! 眠さと寒さに阻まれながらもなんとか仕度をして家を出る。 母さんは早くから仕事に出ているため、家には誰もいない。 いないに家に向かって、行ってきます、とポツリと呟く。 学校までは自転車で20分、飛ばせば15分くらいでつくだろ。 アパートの駐輪場で愛車に鍵を差し、勢いよく出発する。 自転車だと余計寒さが感じられる。 ブルルっと体を一度震わせ、気合いを入れて立ち漕ぎで学校へと向かった。
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