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家に入るなり、私は男の服を慣れたように脱がせた。
男も抵抗せず、黙って私を見ているだけ…。
シャツのボタンを取り、めくりあげると、ほどよく鍛えているとみえる筋肉が露になった。
そのまま脱がそうと、シャツをおもむろに腕に通そうとした瞬間、カシャッと何か硬いものがぶつかった。
「???」
「俺、左の肘から下、動かないんだ。これで固定してんの。」
男は笑って答えた。
そんな彼の言葉に、私は動揺してる。
シャツを半分脱がせた状態で、少し顔を上げて、彼を見た。
今気付いた。
私は
少し震えている……。
それを見た彼は、私をギュっと強い力で抱きしめた。
右腕の熱い感触にクラクラしてしまいそうだ。
こんなの初めて。
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