世界観

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あと、この世界を語る上で外せないのが孵子と碁師の存在です。 孵子(かえりご)とは、漂石が沈み始めた頃から生まれだした異様な(大抵の秋津の人間は黒髪黒目です)髪色目色をした人間の事です。漂石が沈む原因とも言われ、秋津では忌み嫌われています。孵子は海に触れると水に溶けて死んでしまうことから名付けられました。 碁師とは、碁を打って生活する者の事です。秋津は非常に碁を尊重する世界で、(創世の神に御前試合を奉納する事からとも言われています)碁師には手厚い保証があり、国の出した碁師の証があれば全ての国に立ち入る事ができます。また、大概の碁師は路上で対局を行い、日銭を稼いでいますが、国直属の試験に受かった碁師に関してはその限りではありません。
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