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ある日、1人の少女が死んだ
少女は澄んだ綺麗な瞳をしていた
人々は嘆き悲しみ、そして泣いた
一晩中泣いた
しかし翌日に泣くものは誰一人いなかった
近所のおじさんも
町で評判のパン屋の主人も
そして少女の母親さえも…
死とは無だ
神々しい光も
深い深い闇もない
ただ何もない空間
そこに1人で取り残される事だ
人とのつながりが無く、
ただ孤立している空間
もしあなたが死にたいのなら
この世界との全ての関わりを無くせばいい
命を絶つことだけが死ではない
本当の孤独こそ"死"なのだ
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