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「ひーちゃん、おはよ~。朝から大変だね~」
最後に挨拶してきたのは、聖菜と同じく高校から知
り合った零人だ。
零人は俺と同じような性格で、悪戯仲間だ。
「お~、聖菜もレイもおはよ~」
俺が聖菜と零人に挨拶をした時、竜馬はいきなり俺に体重を掛けてきた。
「いっ!?」
「ヒーロー、俺に挨拶は~?」
体重を掛けて何を言うかと思ったら、俺が竜馬に挨拶をしなかったのが不満だってらしい。
「あ~……。たっつー、おはよ~。じゃなくて、何でいきなり体重掛けるんだよ!! てか、ヒーローって呼ぶな!!」
「ヒーロー、ヒドイ! 中学からの親友を差し置いて、セレナとレイトン教授を先にするなんて!! と言うよりも、たっつーって呼ばないで、竜馬様と呼べー!!」
「はぁ!? 横暴過ぎた!! 何で様付けなきゃいけないんだよ! てか、いいかげん抱きついてないで離れろ~!!」
そして何故かまた、竜馬との言い争いスタート……。また始まったね~と心の中で思いながら、微笑ましく聖菜と零人が見守っている中、一人の女子がこっちに向かって歩いて来ていた。
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