647人が本棚に入れています
本棚に追加
何より、産むための痛みではなく、失うための痛みだというのが心身ともに堪えました。
しかし、それどころじゃない状況が、更に続いたのです。
昼過ぎには……と言われていた手術は、結局15時近くになりました。
手術室に運ばれた時には、もうくたくた。
これから赤ちゃんいなくなっちゃんだ、という感傷はどこかに行ってしまいました。
エコーで最終確認をして、やっぱり動いてない心臓を確認して、いろんな機械を体につけて。
そして、点滴のラインから、麻酔を入れて。
数を数えているうちに、眠くなって、目が覚めればもうすべてが終わっているんだ。
そんな風に思いました。
が。
最初のコメントを投稿しよう!