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しかし、私の意識も記憶も、びっくりするくらいはっきりしていました。
できることなら、忘れてしまいたかった。
そう願うくらいに、辛い時間でした。
手術の時間がずれ込んだため、私はもう一泊することになりました。
処置の辛さや、心身に対するダメージを考えると、日帰り手術なんてできなかったと思います。
だから、結果的にはこれでよかったのかな、って。
ただ、私が入院したのは産科病棟で、そのうえ手術室と分娩室の近くの個室でした。
そのため、お産のあわただしい空気や赤ちゃんの声が漏れ聞こえてきて、とてもせつなかったです。
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