八人に一人、起こること。

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 産婦人科の診察室は二階にあり、検査のためには一階まで移動しなくてはいけない。  私はそれすらも無理だと判断され、ポータブル式の機械を診察室まで持ってきてもらって検査する羽目になりました。  診断は、「茎捻転」。  これは、どういう症状かというと。  卵巣は子宮と卵巣をつなぐ2本の靭帯で支えられています。  しかし、卵巣が腫れ、それが5cm以上の大きさになると、おなかの中で回転して靭帯がねじれていきます。  このため、激しい下腹部痛や吐き気が起こるのです。  私の場合は妊娠によるホルモンの変化で右卵巣が腫れており、それが茎捻転を引きおこしたとのことでした。
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