不妊治療の道筋

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 精子が卵子と出会うまでにはいくつかの過程が必要となりますが、最初の難関が子宮の中に入れるかどうかなんです。  頸管粘液が少なかったり、精子との相性が良くなかったりすると、精子はそれ以上先に進むことができません。  また、精子の活きがよくない場合もなかなか奥まで泳いでいけない。  その場合、いくらタイミングがばっちりでも妊娠は難しいです。  戦わずして負けているようなものですから。  人工授精では、この子宮頸部での攻防をスキップできます。  いきなり子宮内部まで送り届けてもらえるわけですから、精子もちょっと楽できるんですね。
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