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おぎゃあ!!おぎゃあ!!
「っ!生まれたかっ!」
アルベルトは赤ん坊の泣き声が聞こえるのと同時に勢いよくドアを開け放ち部屋に飛び込んだ。
「あなた、そんなに大きな音を立てたら、この子が驚いてしまいますよ」
そこには苦笑しながら赤ん坊を抱えている見目麗しい女性が居た。
「すまないエレナ・・・それで男の子か?女の子か?」
すまなそうにしゅんとするアルベルト。
だが直に顔を輝かせながらエレナの腕の中で泣く赤ん坊を覗き込む。
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