ゲーマーの異世界転生記

転生しちゃいました

「ふぅ。こんなもんかな？」

あとは特に復習するものも無いだろう。

そう思った俺は読み終わった本を片付けていく。

全てを元の場所に戻したら部屋から出る。

廊下の窓から差し込む日の光が眩しい。もうどうやら朝になっているらしい。

通りで眠いわけだと俺は今更沸いて出た欠伸をかみ殺し、目覚めのコーヒーを飲みに食堂に行く。

そういえば言い忘れていたがこの世界は技術は発展していないものの食生活はあまり元の世界と変わりが無かったりする。

若干馴染んだメニューが無かったりするがおいおいそれは自分で作ろうかと考えている。

そんなことを考えているといつの間にか俺は食堂の前まで来ていた。

「シェフー。コーヒー頂戴」

「かしこまりました坊ちゃま」

強面の料理長からコーヒーを受け取ると僕は用意してある席に適当に座る。

朝食は食べない。確実に今食べたら戻す事は確定しているからだ。