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「うん、わかった」
そんなことはおくびに出さず頷く俺。だって心配かけたくは無いじゃん?
「よしいい子だ。なら今度時間が空いた日に魔法を教えてやるからな」
「ホント?やったぁ!」
思わず飛び跳ねてしまう。今まで読んだ本の中には当然魔法書はあったのだが、どうも魔力を流すという感覚が分からず、自分ひとりでは途方にくれていたのだった。
「そんなに嬉しいか。でもな魔法は危ないから注意して使うんだぞ?」
「わかってる大丈夫だって」
親子でそんな会話をしていると
「あらあなた、レムおはよう」
「あっ、お兄ちゃん、パパおはよう」
入り口から金髪の見目麗しい女性と赤みがかった金髪のかわいらしい幼女が入ってきた。
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