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「まったく・・・危ないじゃないかアリス」
俺はアリスの顔をじっと睨みつけるようにして言う。
「ごめんなさい。でもお兄ちゃんに会えて嬉しかったの。ダメ?」
「ッ!!」
アリスの上目遣いが可愛すぎて危うくコーヒーを吹き出すところだった。
「仕方無いなもう。でもこれからはもうちょっと弱めに抱きついてね?」
「うん!わかったお兄ちゃん!」
そう言ってアリスは俺のお腹に甘えるように頭をぐりぐりと押しつけ始めた。
はぁ。本当にアリスには怒れない。とアリスの頭を撫でながら思う。
・・・シスコンかもしれん俺。
まぁこの世界には近親にゃんにゃんは存在しないので社会的には別段おかしな事ではないと思いたい。
ちなみに余談だがアリスは俺とは違い本物の神童。
まだ二歳だけどそこらへんの五歳と同じ事が出来るのだ。
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