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「あらあら 今日もアリスとレムは仲良しねぇ」
レムたちの様子を微笑ましそうに見つめながらエリスは言う。
「そうだな。だが少しばかり仲が良すぎるのではないか？」
どこか不安げな顔をしてアルベルトは二人を見ている。
「いえこの年の子供達はこんなものですよ」
「そういうものか？」
どこか納得していなさ気なアルベルトだったが妻の勢いに負け、無理やり自身を納得させる。
「まぁこのまま別に結婚しちゃっても問題ないですしね」
「う～ん。あの子達には私達みたいな素敵な恋を経験して欲しいものだがな」
「もうあなたったらお上手なんですから」
エリスは余程うれしかったのか顔を赤く染め、アルベルトに体をあずける。
「ははは。ところでエリスもう一人子供は欲しくないか？」
アルベルトはそんな妻の肩に手を回し笑う。
「もう仕方ないですね」
エリスも夫の腰に手を回し、二人連れ添って静かに食堂から出て行った。
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