転生しちゃいました

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いやいやいや!?無理だから魔力の出し方も知らないのに出来ないって。 「ん?どうしたやらないのか?」 俺が何もしないのを見て、不思議そうにこっちを見ている父さん。 「父さん・・・実は・・・・」 正直言い辛いのだが俺は正直に魔力の流し方が分からないことを告げる。 すると・・・ 「・・・・はっはっはっはっは 」 父さんはしばらくの間呆然とするとそこから一気に堰を切ったように笑い出した。 「父さんなんで笑うんだよ!」 仕方ないじゃないか!魔力とかあっちには無かったものは感覚が分かりづらいんだから! まだ笑っている父さんを睨み付ける。もし返答次第ではこのまま帰ってやろうとおもっていた。しかし、 「いや正直神童と言われてるお前がこんな初歩的なことで詰まってるとは思わなくてな。あと嬉しくてな。まだお前に教えることができるってな」 父さんの答えでそんな気持はどこかに吹き飛んでしまった。 まだ少し恥ずかしさから膨れてしまう俺を父さんは笑いながら撫でる。 その手はいつもより大きく、暖かく感じた。
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