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「それならそうと言って下さればいいのに子供達も驚いていますよ」
「すまん、思いついたものでな」
母さんの窘めにすまなそうに頭を掻く父さん。
結構父さんは思いつきで行動することがあるのでこの光景は見慣れたものだったりする。
さて話は変わるものの確かにフローライト家は名家であるものの五大貴族や王族達に比べればはるかに格や権力は低い(まぁ五大貴族達が高すぎるだけなのだが)。
そんな連中の集うパーティーに招待されたかというと、父さんが五大貴族の現党首と友人関係にあるかららしい。
学園で父さんは一個年上だった五大貴族の現党首達に目をつけられ(いい意味で)学内での面倒を見られるというラッキーイベントから現在の交友関係になったという。
ちなみに母さんとの今の関係もその現党首がお膳立てしてくれたものらしいというのにはびっくりした。
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