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「みんな新入り連れてきたぞ」
クラウドに連れられテラスに連れられるとそこには俺と同じ年ぐらいの少年、少女たちが優雅にお茶を楽しんでいた。
「クラウド、新入りってどこの誰よ」
緑髪の少女が鋭い目線でこちらを睨んでくる。
なんというか貴族らしいというのか傲慢というのか俺の想像していた貴族そのままの態度だった。
「失礼 自己紹介が遅れました。僕はレム・フローライト。こちらが妹のアリス・フローライトでございます」
もちろんそんなのはおくびにも出さず慇懃に頭を下げる。アリスも俺に続いて頭を下げる。
「ふん、あのフローライト家か。ここに座る資格は十分だな」
クラウドたちの中でも一際目立つ金髪の少年がふんぞり返ったまま告げる。
えらくむかつく態度の子供だなと思いながら俺たちは空いている席へ腰を下ろした。
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