ありきたりな転生

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「だっ、誰だお前は!?」 俺は驚きの余り目の前の少女を怒鳴りつけてしまう。 だが少女は別段気にした風もなくニコニコと笑って、 「まぁ立ち話も何だし座ってよ」 とイスに座るよう勧めてきた。 俺は怒鳴ったことで冷静さを取り戻したらしく、若干の罪悪感を抱きながら、勧められるままにイスに座る。 「じゃあまず何から話そうかな?」 と目の前の少女は紅茶らしき物を入れながら何か考えているようだ。 おそらく俺がここに居る理由を教えてくれるのだろう、何故だか分からないがそう感じた。
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