895人が本棚に入れています
本棚に追加
そのあと皆が揃ったということでお茶会は終了。
子供らしく外で遊ぼうという結論に至った。
そしてそこで選択された遊びは鬼ごっこ。
なんて子供らしい遊びなのだろうと和んでいた。
だがそれは数分前の話、そして今は・・・
「逝けっ!ファイアーアローっ!」
「字が違う!防げ!」
クラウドの手から放たれた燃え盛る炎の矢は俺の手から出現した透明な壁に衝突して消える。
そして俺の後ろには震えているアリスとレイ。
そうこれはただの鬼ごっこではなく、鬼が捕まえるためなら何でもやっていいという、半ば模擬戦に近いものだった。
「やるなレム!まだまだ逝くぞファイヤーボールっ!」
「だから字が違って危なっ!?殺す気かっ!?」
敬語も忘れ、次々に飛んでくる魔法を打ち落としていく。
最初のコメントを投稿しよう!