夕歩道

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夕歩道

訪れた運命(さだめ)に 誰彼と哀れんで 仕組まれた旅路の 先を急いだ   優しさとはつまり 引き返す事のない 道すがら頬突く 風の戯れ   夕焼けの匂いが迷いを吸い込めば 朝焼けの強さは惑いを押し退けた    手鏡は忘れない  いつだって気にしてた  美しさ、麗しさ  さようなら、愛しき人     多分、僕は振り向き 無言のまま笑い 多分、君はうなずき 無言のまま駆け寄り   前髪が揺れる度 横顔が消えてゆく 見なよ、綺麗な夕陽が 明日を約束してる また逢えると言ってる   また逢えると言ってた
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