ある日のあの町

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「お客様のお呼びだしを申し上げます!マリア・ラルフ様!」 「はい、ここです!」 「急いでください、地球のバトルドールです」 軍人らしき人がマリアとジークを呼ぶ。 「我々が責任をもってあなたがたを火星へお送りします」 彼の語尾に爆音が重なる。 「まずいっ入られたか!こっちです!」 「ジーク、急ぎなさい!」 穴のあいたコロニーの外壁から何層もの隔壁をぶち破り、青色のバトルドール達がツクヨミへと入ってきた。
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