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「なあルクシオン。俺達地球に降りるんだぜ」
機体の背後にある球体状のコックピットの中でジークは様々な機器やモニター類の調整をしていた。
火星とは異なる重力、今までの常識はほとんど通用しないといっても過言ではないのだろう。
それにエネルギーという点。
ルクシオンは光をエネルギー源とする特殊なタイプのバトルドールであるのだが、地球ではもちろん夜が来る。
動かなければエネルギーが底をつくようなことは全くないのだが、これがもし作戦中、移動中ならそれがあり得ないとは言い切れない。
地球降下にはルクシオンを専用のシャトルに積み込み秘密裏に潜入するらしい。
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