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漆黒の宇宙空間のなか、何機かのバトルドールがツクヨミの警備にあたっていた。
――バトルドール――
10メートル程度の人型兵器の総称である。
その起源は定かではないが、第三次大戦の頃に最も優れた機体があったらしい。
どのような空間でも優れた能力を発揮する事ができ、今ではどこの軍勢でも主力として活躍している。
｢アレが地球側に渡ったらもう我々はどうすることもできないんだ、必ず死守する！｣
｢着きました。ここがツクヨミ宇宙港です｣
運転手が後部座席を振り向きながらそう言った。
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