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「シェラ様、エレナ様、お母様がお呼びでございます」
「あぁ、ありがとう、ミチカ。すぐ行きます」
美しく広がる緑と眩しい歩道輝く太陽。
ここは、光の世界。
腰まで延びた碧みがかった銀色の髪を惜し気もなく風の思うがままに揺らしているのは、光の世界の時期後継者、シェラ・マクローナ。その隣にいる、亜麻色の髪を優雅に纏め優しく微笑んでいるのは、姉のエレナ・マクローナ。
まるで恋人のように常に寄り添う二人は、召し使いに呼ばれゆっくりと腰を上げた。
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