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私と永貴は、幼馴染だ。
永貴は私を小さい頃から
よく理解してくれる。
私も永貴を理解している
つもりなんだけど。
私に何かあると
すぐ助けてくれる。
男関係でなんかあった時も
どんな時も私の味方。
私を信じてずっと
そばに居てくれる。
彼は家族のような
お兄ちゃんのような
存在だった。
「…ねぇ、どこ行くの?」
「家」
「……」
私と永貴の家は近い。
でも、家に帰る意味が
私には解らなかった。
「あたし、彼に会いたい。」
「わかってるって。うるさいから、黙ってて。」
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