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「修司~!ご飯よ~!」
「んー……はぁーい…」
俺はまだ開ききらない瞼を擦りながら、制服に着替える
あぁ、紹介がまだだった。俺は笠野修司(カサノ シュウジ) 市内の高校に通う普通の高一だ。伸長は170くらいで、少し筋肉質。勉強はわりとできる方だ。
「早くしなさい!!綾香ちゃんが待ってるわよ!」
「綾香が?何で綾香が来てんの?」
「惚けちゃって~♪罪におけない子ね♪」
「いや、意味わかんねぇーよ。取り敢えず行ってくるー。」
俺は荷物を持って、玄関のドアを開けた
「おはよ//……修司///」
「おぉ、おはよ。どうしたんだ、今日は。」
「今日…入学式だから………一緒に行こうと思って///」
綾香は俯きながら、静かに言った
「それで、わざわざ迎えに来てくれたのか?ありがとうな」
俺がそういうと綾香は嬉しそうに笑顔を向けてきた
「何か…、顔赤いみたいだけど、熱あるんじゃないか?」
「そ、そ、そんなことないよ!!………バカ///」
最後の方は声が小さくて聞き取れなかった
「何か、最後の方聞こえなかったんだけど…?」
「何でもない!!! 早く行くよ」
綾香はそういうと歩くペースを少しあげた
「ん?何か怒ってないか?俺なんか言った?」
「別に!」
「「怒ってんじゃん」」そう心の中で呟きながら、綾香を追いかけるように歩いていった
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