入学式

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入学式

あれから何とか綾香の機嫌は直り、今は入学式が終って、教室にいる。俺は3組で綾香は7組。 「なぁー、修司…これ、いつ終わるのー」 「しらねぇーよ」 今話しかけてきたのは米田光樹(ヨネダ コウキ)。 席が近く、話してるうちに仲良くなった。 「っていうか、もう呼び捨てかよ。」 「良いじゃねーかよ!もう友達だろ♪ 修司も俺のこと光樹って呼んでや~」 「はい、はい」 「こら!流すなよ!……それよりさぁ!良い子いた!?」 光樹がとびっきりの笑顔で言ってきた 「はぁ?何が?」 「何がって、勿論!女の子!! どうせ、彼女いないんだろ?どう?良い子いた?」 「どうせってなんだよ!? 失礼な!」 「じゃ、いるのかよ?」 「いや、いねぇーけど………」 光樹はニヤニヤしながら語りだした 「俺はね~あの子が可愛いと思う!!っていうか、めっちゃタイプ♪」 「んー?どいつだよ?」 「あれだよ、あれ!!俺の席の列の前から二番目!」 「「あれ?あの顔…どっかで見た気が………」」 「そうだな、可愛いな~。話しかけてみれば?」 俺は笑いながら言った 「よ~し。それじゃ、今日は終わりだ。お疲れ様。」 そんなことを話してるうちに担任の話は終わり、みんな帰り始めた 「修司!じゃ、早速話してくる♪」 「あぁ?マジで行くのか?……やめとけよ」 「いいや!俺は行くよ!!じゃ、ここで俺の勇姿を見てて!」 光樹はそういうと、彼女のもとへ歩み寄って行った
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