プロローグ

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――ダダダダダダッ―― 足音が静寂を切り裂いた。 顔を上げると、目の前を二人の子供が過ぎ去った。 兄妹のようだ。お揃いの服を着て、ふざけ合いながら走っていく。 呆然と見ていたら、兄の方と目が合った。 するとニコッと笑い、本棚に隠れた。
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