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それまでも電話や手紙でずっと連絡は取り合っていた。 だけど、その葬式で再会してから、その回数はそれまでよりもずっと増えたような気がする。 僕達は、いつかまた会いたいねといつも言いながら、もう二年の歳月が流れていたのだ。 この二年の間に、彼女は一児の母親になっていた。 そのことは、電話で彼女に聞いていた。 結婚したのは友人の葬式よりも前のことだけれど、ずっと子供ができないということだった。 彼女は子供ができた時、僕にわざわざ電話をかけてきた。 彼女は実に嬉しそうに、その事実を僕に語った。 今でもその時の彼女の嬉しそうな声が脳裏から離れずにいるくらいだ。 それからも彼女はことあるごとに僕に電話をかけてきた。 僕と彼女は良き友人関係を保ち続けていた。 その関係は、僕の気持ちなんかとは全く無関係に、現在に至るまで延々と続けられていた。
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