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僕がベッドから這い出して、パジャマのままリビングに行くと、いつものように朝食がテーブルの上に用意してあった。 もちろん、いつもと同じメニューだ。 夏子は、僕が起きてきたのに気付くと、「おはよう」と言って微笑んだ。 僕も「おはよう」と言った。 「もう少し待っててね。あと、コーヒーを淹れたら終わりだから」 エプロン姿の夏子は、戸棚の中からインスタントコーヒーの瓶を取り出しながら言った。 僕は頷いてから、「わかった」と答えた。
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